りそな銀行、西宮支店リニューアル開業 酒蔵イメージ

移転・リニューアルした、りそな銀行西宮支店。酒蔵、緑の公園をコンセプトに酒樽がインテリアに取り入れられている
移転・リニューアルした、りそな銀行西宮支店。酒蔵、緑の公園をコンセプトに酒樽がインテリアに取り入れられている【拡大】

 りそな銀行は15日、兵庫県西宮市の西宮支店を阪神西宮駅の商業施設内に移転・リニューアル開業した。駅改札そばの立地で通勤・通学客らが来店しやすいようにしたほか、店内は地元の「酒蔵」や「緑の公園」をイメージした雰囲気で来店者がゆったり過ごせるようにした。

 これまで阪神西宮駅そばにあった店舗を、駅高架下の商業施設「エビスタ西宮」内に全面移転した。延べ床面積は約630平方メートル。西宮市周辺の中核店として法人・個人客の営業にあたる。近隣のりそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループ(FG)の近畿大阪銀行、関西アーバン銀行、みなと銀行らとも連携して、顧客にあった金融商品なども提案する。

 西宮店では、りそなHDグループで初めて地元の特色を店舗作りに取り入れた。武庫川女子大学(兵庫県西宮市)の生活環境学部の学生らのアイデアで、地元の酒蔵、緑をコンセプトとした。店内は緑の公園をイメージで彩られ、内装や待合スペースの間仕切りには酒樽、照明は造り酒屋などの軒先にスギの葉を集めてボール状にした杉玉をしつらえた。

 りそな銀行の東和浩社長は「地域の中核店としてお客さまが安心して来店できる店作りに仕上げた」と話した。