【ワークスタイル最前線】“冬眠人脈” 年間120億円損失 交換名刺、6割が未活用 (1/2ページ)

名刺の受け渡しなどのマナーを学ぶセミナー風景。名刺管理を徹底すれば、ビジネスチャンスの拡大につながる可能性がある
名刺の受け渡しなどのマナーを学ぶセミナー風景。名刺管理を徹底すれば、ビジネスチャンスの拡大につながる可能性がある【拡大】

 人的資産である“人脈”の活用は企業の売り上げ拡大に有効だ。しかし、それらを最大限に活用するには、名刺の管理などが欠かせない。9日には名刺管理サービスなどを展開するSansan(サンサン、東京都渋谷区)とデータストラテジー&オペレーションセンター(DSOC、同)が、“人脈”に関する調査結果を発表したが、社員が交換した名刺の実に6割が未活用の“冬眠人脈”で、従業員100人以上の企業では平均経済機会損失が年間120億円にも上るとの試算が波紋を広げている。

 Sansanなどの調査によれば、ビジネスパーソンは1人当たり年間平均105.9枚の名刺を交換しているという。しかし、従業員1人当たり売り上げから算出すると、41.3枚分の生産性しか発揮されていない。残りの部分である64.6枚(約61%)は、社内にはあるものの、活用されていなかった。仮にこれらが活用された場合、従業員1人当たりの売り上げは2.56倍の約7840万円となる計算だ。

 調査で冬眠人脈による経済損失が最も大きかった分野(業界)は「製造業」で、以下「卸売業・小売業」「医療・福祉」「建設業」と続いた。

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