富士フィルムの買収差し止め破棄 ゼロックスと協議継続

 富士フイルムホールディングスは17日、米ニューヨーク州高裁が、同社による米事務機器大手ゼロックスの買収差し止めの仮処分を破棄したと発表した。決定は16日付。富士フイルムは買収実現に向け、ゼロックス側と協議を続ける方針だ。

 ただ、ゼロックスの取締役会の大半は買収反対派が占めており、暗礁に乗り上げている交渉が進展するかは見通せない。富士フイルムは現時点で、ゼロックスの一部株主が要求していた買収条件の変更には応じない意向だ。

 富士フイルムは「ゼロックスの全株主が経営的、財務的、戦略的メリットを自らの判断で選択できる機会が開かれるべきだ」との声明を出し、ゼロックス側が協議に応じるよう求めた。