損保、LINEと保険提供 SNSで若年層開拓 モデル変革を主導 (1/3ページ)

 損害保険ジャパン日本興亜がLINEと組む背景には、人口減で国内市場が伸び悩む中、若年層に浸透する巨大な交流サイト(SNS)を販売網にして、新たな保険市場を創出したい思惑がある。一方、米IT大手や配車大手など膨大な顧客基盤を持つ事業者が金融事業に参入し、保険のあり方を変えることへの危機感も強い。異業種にあえて接近し、新たなビジネスモデルを探る狙いもある。

 一気に接点増やす

 無料通信アプリのLINE(ライン)と損害保険ジャパン日本興亜は16日、アプリ上で損害保険に加入できるサービス「LINEほけん」を開始した。台風や野外フェスティバルなど、さまざまな場面に応じて1日100円から加入できる59種類の保険をそろえた。LINEは個人間送金を皮切りに金融サービスの多角化を進める方針を表明。今回の保険を含め証券投資やローン、仮想通貨などを展開していく。

 「既存の商品やサービスだけを前提にしていれば、厳しくなる」。損保ジャパンの西沢敬二社長は損保業界の展望を語る。

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