関西ペイント、塗るだけで蚊を退治する塗料 アフリカ市場で普及目指す

 関西ペイントは、壁に塗るだけで蚊を退治する機能がある塗料の販売を10月からアフリカで始めた。蚊を媒介して感染するマラリアやジカ熱、デング熱などの対策として、住宅や公共・商業施設向けに普及を目指す。

 製品名は「カンサイ・アンチモスキート・ペイント」。蚊の神経をまひさせる成分が含まれている。蚊には室内の壁や天井に寄りついて羽を休める習性があるといい、塗料を塗った壁に蚊が触れると遠くに飛べなくなり、血を吸う前に死ぬという。一度塗れば、効果は約2年続く。

 関西ペイントは国際協力機構(JICA)などと連携し、2017年にアフリカ南部のザンビアで防蚊成分を含んだ塗料の実証研究を開始。21年までにマラリアを撲滅する目標を掲げるザンビア政府の認証を受け、販売を始めた。

 今後はウガンダやケニア、タンザニアなどでも順次展開する計画だ。

 日本での販売予定はないという。関西ペイントは日本や東南アジアで、それぞれの地域に生息する蚊などの成育環境に合わせて、部屋に寄りつきにくくする塗料を販売している。