「顧客に優れた体験を提供」 日産連合、コネクテッドカー分野でグーグルと提携


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 日産自動車と仏ルノー、三菱自動車の3社連合は19日、コネクテッドカー分野での米グーグルとの技術提携に関して、顧客の利便性向上やビッグデータの収集につなげたい考えを示した。スマートフォンと同じように多様なアプリが開発されることで、顧客の選択肢の幅が広がるという。

 3社連合でコネクテッドカー分野の責任者を務めるカル・モス氏が、横浜市で説明会を開催。先月発表されたグーグルとの提携に関して、「多くの人がアンドロイド(スマホなどに搭載されているグーグルの基本ソフト)を使い慣れている。そういうものを活用し、顧客に優れた体験を提供したい」と強調した。

 具体的には、2021年から3社の車両に、次世代の情報システムを搭載していく。スマホで使われている地図アプリ「グーグルマップ」や、音声を認識し、人工知能(AI)が応答する「グーグルアシスタント」などを車内で使えるようになるという。

 3社は、インターネット上に情報を蓄積する「アライアンス・インテリジェント・クラウド」を共有している。これを活用し、「いろいろな種類のビッグデータを分析してビジネスに使う」(モス氏)考えだ。

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