“おもちゃ箱”ライザップが稀代の「プロ経営者」を招いた狙い (1/5ページ)

 “結果にコミットする”のフレーズで知られる、ライザップの経営陣刷新が注目を集めている。同社によれば、成長への“コミット”のための経営強化だという。このコミット(コミットメント)が同社の経営を考えるキーワードだ。そこには、“必ず成果を出す”という意思が込められている。

 40歳の創業者が、70歳のプロ経営者を招く理由

2018年5月28日、RIZAP(ライザップ)の最高執行責任者(COO)への就任を発表する松本晃カルビー会長(右)(写真=時事通信)

2018年5月28日、RIZAP(ライザップ)の最高執行責任者(COO)への就任を発表する松本晃カルビー会長(右)(写真=時事通信)

 成長へのコミットメントを果たすために同社は、カルビーの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めた松本晃氏(70)を代表取締役最高執行責任者(COO)に招いた。創業者である瀬戸健社長は40歳と若い。にもかかわらず、親子ほど年の離れたプロ経営者を招くことは、なかなかできるものではない。“経営の師”と言うべき人物を招くことで、瀬戸氏自身が経営者として一層の成長を目指しているともいえる。外部からプロ経営者を招き、社長自身の経営管理能力の向上にコミットしていることも注目を集めている。

 一方、懸念もある。買収のリスクは軽視できない。同社は赤字企業など経営の悪化した企業を買収してきた。それが続くと、財務リスクは上昇するだろう。その懸念から、同社の買収戦略を“赤字企業の爆買い”という専門家もいる。一体どのようにリスクを抑え、成長(リターン)を伸ばしていくつもりなのだろうか。

急成長を支える2つの要因