背景には文化的な近さや人的交流も 小売業・教育産業…ベトナムに日本企業が相次ぎ進出 (1/3ページ)

 日本企業が進出を加速させるベトナムは生産拠点としてだけでなく市場としての魅力も高まっている。日本のベトナム投資は昨年、金額、件数ともに過去最高。進出企業の業種は製造業に加え、小売業やフィットネスクラブ、ダンス教室など多様なサービス業に広がる。背景には文化的な近さや人的交流もあるとされ、両国はさらなる関係強化に向かっている。

 直接投資、日本首位

 三井物産がベトナムで再生可能エネルギーの普及やスマートシティー(環境配慮型都市)の開発に乗り出すことが21日、分かった。すでに都市開発を手掛ける現地複合企業のT&Tグループと覚書を結んでおり、12億ドル(約1300億円)規模を投資する見通し。6%台の経済成長が続くベトナムは都市開発の需要が高まっており、インフラ開発と連携した「街ごと輸出」が加速している。

 「わが国に最も投資してくれている国は日本です」

 ベトナムのフック首相は10日、日本貿易振興機構(ジェトロ)が都内で開いたイベントで謝意を示した。今年1~8月の日本からの直接投資額(認可ベース)は70億ドル(約7900億円)超で、国別首位。フック氏は「インフラや環境、農業IT化」への投資を呼びかけた。

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