RIZAP、減量プログラム拡充 法人にも低糖質弁当を配達

法人向けの低糖質弁当の配達事業を開始したRIZAP
法人向けの低糖質弁当の配達事業を開始したRIZAP【拡大】

 減量ジムなどを展開するRIZAPグループは、法人向けの低糖質弁当の配達事業を開始した。同社は、企業にトレーナーを派遣して従業員に対する減量プログラムを進める事業を展開しており、同事業を強化する一環として、食生活改善につながる低糖質弁当の拡販を進める考えだ。

 低糖質弁当「ザップデリ」は、これまでの10万人の減量実績をもとに開発し、今年から個人向けの配達・販売を開始した。糖質量を大幅に抑えながらも満足感、おいしさを楽しめる工夫を施している。また、通常なら手間のかかるカロリー計算などをしなくてもいい。

 RIZAPの法人向け減量プログラムは、トレーナーが企業で30~50人の従業員に対し、運動や食事管理のメソッドを伝授したり、実際にトレーニングの指導をする。食生活改善が必要なことを企業や個人が認識するなかで、ザップデリを要望する声が増えていることに対応し、企業の昼食向けを中心に配達を始めた。法人向け事業は、今年3月末時点では2万5000人だったが、これが10月には5万人まで増加。来年3月までに10万人への倍増を目指している。

 多くの企業では、従業員の健康を増進し、業務の効率化や生産性向上を進めようとしているが、具体化の手法で悩むケースも多い。そこで、RIZAPでは、今回の低糖質弁当をはじめ、法人向け減量プログラムを積極的に提案する方針だ。