ビジネス環境世銀調査、日本は39位

 世界銀行は31日、世界190カ国・地域を対象にビジネス環境がどれだけ整っているかを調査した2019年版の報告書を発表し、日本は39位と前年より順位を5つ落とした。安倍政権は世銀のビジネス環境ランキングで「20年までに先進国3位以内」に入ることを目標に掲げているが、達成は極めて厳しくなってきた。世銀は起業のしやすさや資金調達環境など10項目を分析。日本は「起業のしやすさ」で93位にとどまったほか、資金調達環境や税制などで評価が低かった。外国企業の日本進出などを促すために改善すべき点が多くありそうだ。1位は前年に続いてニュージーランドで「起業のしやすさ」など3項目でトップ。2位がシンガポールで、デンマーク、香港、韓国と続いた。(ワシントン 共同)