知名度高い車種「復活」相次ぐ ホンダ「インサイト」、トヨタは「スープラ」 (1/2ページ)

ホンダの新型ハイブリッド車「インサイト」と開発責任者の堀川克己氏=東京都港区
ホンダの新型ハイブリッド車「インサイト」と開発責任者の堀川克己氏=東京都港区【拡大】

  • トヨタ自動車が公開した「スープラ」の試作車

 ホンダは1日、ハイブリッド車(HV)「インサイト」の新型モデルを年内に国内で発売すると発表した。前モデルは2014年に生産を終えており、4年ぶりの「復活」となる。トヨタ自動車も来年、17年ぶりにスポーツカー「スープラ」を投入する予定で、惜しまれて販売を終了した車種の復活が相次ぐ。排ガス規制への対応などの“弱点”を技術革新で克服できるようになったことや、知名度の高い車種で品ぞろえを拡充するといった狙いが背景にある。

 使い勝手の良さ提案

 新型インサイトは2つのモーターやリチウムイオン電池と、排気量1.5リットルのエンジンを組み合わせた。初代は1999年に投入され、トヨタの「プリウス」と競いながらHVの普及に大きな役割を果たした。

 しかし、2009年に投入した2代目インサイトは販売台数でプリウスに大きく水をあけられ、ホンダは後継モデルを出さずに販売を打ち切った。

 インサイトは前モデルまで、電池を中心としたユニットを荷室の下に搭載する設計構造上、後部座席が狭く、天井が低かった。荷室も比較的小さくなり、HVであることが室内空間を犠牲にしていた。これに対し、新型車はユニットを小型化するとともに、配置する場所を後部座席の下に変更することで空間設計の制約を解消し、デザインの自由度が向上した。ホンダの関係者は「以前は『電池を積んでるからごめんなさい』という部分があったが、今回は使い勝手の良い上質なセダンとして提案できた」と強調する。

 トヨタは「スープラ」

 一方、トヨタは同社を代表するスポーツカーだったが、02年に排ガス規制への対応が難しくなり生産を終了した「スープラ」を復活させる。独BMWとの提携の一環として共同開発を進めており、来年1月に米デトロイトで開催される北米国際自動車ショーで世界初公開する方針だ。

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