京阪電鉄「プレミアムカー」平日昼間特急すべてに

京阪がプレミアムカーを新たに導入する3000系
京阪がプレミアムカーを新たに導入する3000系【拡大】

  • 京阪がプレミアムカーを新たに導入する3000系
  • 京阪の8000系に導入されているプレミアムカー内部

 京阪電気鉄道は8日、大阪と京都を結ぶ、日中運行の特急列車すべてで、有料座席指定の車両「プレミアムカー」を導入すると発表した。3000系の特急に新造のプレミアムカーを1両導入。2020年度中に運行を始める。

 プレミアムカーは昨年8月、8両の8000系特急に1両(40席)導入した。淀屋橋-出町柳の区間では500円の追加料金がかかるが、ゆったりとした座席が観光客らに好評なため、拡大に踏み切る。新造のプレミアムカーは、3000系の紺と白、銀を組み合わせた車両色を生かし、紺を基調に扉の周辺に金色をあしらったデザインにする=イメージ。

 これまで、プレミアムカーは、平日昼間は毎時6本運行している特急のうち、4本に導入されていたが、3000系にも追加することで、20年度以降は原則、同じ時間帯のすべての特急に組み入れられる。

 訪日外国人客が増加する中、京阪ホールディングス(HD)は来年1月に、同社のホテルで最高級クラスにあたる「THE THOUSAND KYOTO(ザ サウザンド キョウト)」を京都駅前に開業するなど、富裕層向けのビジネスに力を入れている。