がん悪化促すタンパク質を狙い撃ち ガンキルファーマ・藤田潤社長に聞く (2/2ページ)

ガンキルファーマ・藤田潤社長
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 --新タイプのがん治療薬になる

 「ガンキリンは初期段階のがん細胞からも発現しているので、早期発見、早期治療に役立つ可能性がある。さらにもっと早い段階、肝炎や腸炎など炎症からがんになるものであれば、この段階からの予防もできるとみている。もちろんステージ4といった全身転移の進行がんでも有効に用いることも可能だ。抗がん剤や放射線といった既存の治療法と組み合わせれば、さらに大きな効果をもたらすと期待している」

                   

【プロフィル】藤田潤

 ふじた・じゅん 京大院医学研究科博士課程修了。国立がんセンター病院、米国国立癌研究所フェロー、阪大医学部助教授、京大教授、同附属病院遺伝子診療部部長を経て、2016年退職。医師、京大名誉教授。18年10月から現職。68歳。福岡県出身。

                   

【会社概要】ガンキルファーマ

 ▽本社=京都市左京区吉田本町36-1 京都大学国際科学イノベーション棟104 ベンチャーインキュベーションセンター内

 ▽設立=2018年10月

 ▽資本金=950万円

 ▽事業内容=遺伝子治療薬の研究開発など