【経済インサイド】訪日客を取り込め 多言語対策や「和」の要素取り入れたホテル相次ぎ開業 (1/2ページ)

10月1日に開業したダイワロイネットホテル東京有明=東京都江東区
10月1日に開業したダイワロイネットホテル東京有明=東京都江東区【拡大】

  • 三井ガーデンホテル日本橋プレミアには料亭「浅田」が出店。一汁三菜を基本に小鉢料理をブッフェスタイルで提供する
  • NOHGAHOTELUENOの入室カード
  • 三井ガーデンホテル日本橋プレミアの客室では、東洋の神秘性と日本の伝統美を表現した

 外国人観光客を主なターゲットに定め、多言語対策や「和」の要素を積極的に取り入れたホテルを東京都心部で開業する動きが、大手デベロッパーや住宅メーカーの間で相次いでいる。

 大和ハウス工業グループのダイワロイヤル(東京都千代田区)は10月1日、東京・臨海副都心エリアに「ダイワロイネットホテル東京有明」(同江東区)を開業した。ゆりかもめの「有明駅」と東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場駅」から徒歩1分という利便性の高い場所に立地。

 ボルダリングウォールがあるトレーニング施設も併設している。

 ホテルは地上17階建てで総客室数は368。面積は21.5平方メートル以上と広めに設定した。宿泊料金は1万3000~6万1000円でビジネスユースだけでなく観光利用のファミリーに至るまで、幅広い顧客層の利用を想定。このうち訪日外国人は半分を占めると予測する。

 今夏は北海道大地震や大型台風などが日本列島を襲い、外国人への情報不足対策が浮き彫りになった。このため同ホテルでは非常時に日英中韓という4カ国語による案内を放送する。

 また、外国人向けのサービスを強化するため、中国から採用したスタッフを配置したほか、「多様性に富んだ従業員の採用に力を入れている」(ホテル事業部首都圏地区の上田理恵統括支配人)点を生かし、近隣のダイワロイネットホテルと連携。母国語と英語で顧客対応が行える台湾、ミャンマー、モンゴル、ネパールのスタッフを宿泊客の特性に応じて東京有明で働くシフトを組むことで、きめ細かに対応する。

 三井不動産は「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(中央区、264室)を開業。外国人観光客を意識したサービスに力を入れる。

日本橋らしさをイメージ