スマホ決済、オリガミ奮闘 ネット大手の顧客囲い込みに対抗 (1/2ページ)

Origami(オリガミ)のQRコード(同社提供)
Origami(オリガミ)のQRコード(同社提供)【拡大】

  • Origami(オリガミ)の康井義貴社長(同社提供)

 タクシーやレストランでの支払いの際、スマートフォンでバーコードを読み込むのが一般的なアジアの中で、現金利用率が高い日本は例外のままだ。大手インターネット企業が新たな支払い市場の覇権を競う中、Origami(オリガミ、東京都港区)はスマートフォンを使ったQRコード決済に勝機があるとみている。

 同社のアプリ「Origami Pay」の利用者は会計時にバーコードを提示したり、スマホをかざすだけで支払いができる。2015年後半の業務開始以降、業績は順調に推移し、ケンタッキーフライドチキンやタクシー会社の日本交通、ローソンで使えるようになった。

 より身近な関係想定

 9月には総額で約66億円の資金調達を発表。康井義貴社長はインタビューで「事業を全国に拡大し、約100人の社員を倍以上に増やしたい」と意気込んだ。

 オリガミにとっては難しい戦いだ。インターネット通販や銀行を傘下に持つ楽天は1500万人超のクレジットカード契約を保有し、携帯電話事業にも進出する。LINE(ライン)のメッセージサービスは、日本人の半分が毎日使っている。ヤフーとソフトバンクグループはインド最大のデジタル決済企業であるPaytm(ペイティーエム)と提携し、10万人が使うフリーマーケットアプリ国内最大手のメルカリもキャッシュレス決済サービスへの参入を表明している。

 米国モーニングスターの伊藤和典アナリストは、ラインやヤフー、楽天が自社の幅広いサービスやポイント還元の一環として携帯決済サービスを作り上げようとするのは理解できると指摘。決済サービスだけで収益を上げるのは、「ほぼ不可能だろう」との見方を示した。

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