ヤマハ発、ディズニーデザインの電動自転車 子育て世帯の取り込み狙う

ディズニーデザイン採用の電動アシスト自転車を紹介するヤマハ発動機の担当者=15日、東京都品川区
ディズニーデザイン採用の電動アシスト自転車を紹介するヤマハ発動機の担当者=15日、東京都品川区【拡大】

 ヤマハ発動機は15日、ウォルト・ディズニー・ジャパンと契約し、ディズニーのデザインを採用した電動アシスト自転車を来年2月に発売すると発表した。グリップやチェーンカバーなどの車体各部に人気キャラクター「ミッキーマウス」のシルエットなどを描いた。子育て世帯の取り込みに弾みをつける狙いだ。

 新モデル「パス クルー ディズニーエディション」は幼児2人の同乗が可能な電動自転車。ミッキーマウスがスクリーンデビューして90周年を迎えることを記念したモデルを限定販売するほか、白と黒のボディーカラーから選べる標準モデルも用意する。タイヤの直径は、男性でも扱いやすいよう主流の20インチを上回る24インチとした。希望小売価格は17万640円から。

 同社の調べによると、電動自転車の国内販売台数は年々右肩上がりで推移しており、2017年には約62万台に達した。このうち約3割が子供を乗せるタイプ。同社は「親子で電動自転車に乗って出かける楽しさを伝え、潜在需要を掘り起こす」(マーケティング部)考えだ。年間3000台の販売を目指す。