【木下隆之のクルマ三昧】あなたの運転に“無駄”はありませんか? ドライバーが「タイヤ空気圧」を意識すべき理由 (1/3ページ)

 オンボードコンピュータの表示をどれだけ多くの人が活用しているのだろうか。そう不安に思うことがある。特に「タイヤ空気圧」。活用しているひとは少ないだろう。でも僕は、日々、「タイヤ空気圧」を注視しながらドライブしているのである。

メーターパネルに表示されたタイヤ空気圧

メーターパネルに表示されたタイヤ空気圧

 レーシングドライバーという職業柄、タイヤの温度と内圧に関して興味がある。タイヤはとっても雄弁に語る。環境やドライビングがタイヤ温度に反映されるのだ。

 表示は大概「タイヤ空気圧計」であって、「タイヤ温度計」ではない。だが、温度が上がれば内圧も反応するから、「温度」と「空気圧」はほぼイコールだとして参考にしている。

 クルマには固有の「標準空気指定圧」が設定されている。だがこれ、ひとたび推奨値にアジャストすれば以降ずっと安定しているものではない。たとえば路面温度が低い早朝、走り始めは「2.4kg/cm2」であっても、日差しが強くなる昼頃には「2.5kg/cm2」になることも少なくない。その違いから路面温度を知るのも面白いのである。(完全にドライビングオタクですよね)

 「右前輪に負担をかけて走りすぎたかも…」

 走り方でも内圧は変化する。タイヤ温度、つまりタイヤの内圧は速度が高まれば上がる傾向にあるから、高速走行では高まる。ワインディングを軽快な速度でドライブしても、タイヤ内圧は高まる。カーブを曲がった場合や、速度を上げることでタイヤに負担をかければ内圧は上昇する。

もっともオタク的に言えば…