【トレンド・ナンバー】8300000 掃除機販売台数 「スティック型」頼み


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 国内掃除機市場がじわり縮小している。調査会社「GfKジャパン」によると、平成30年上期(1~6月)の販売台数は前年同期比3%減の約390万台と減少。29年(1年間)は前年比横ばいの約830万台だったものの、26年の約931万台から減少傾向が続いており、この3年で市場規模は100万台ほど縮小した。

 これまではホースで本体を引っ張る「キャニスター型」が一般的だったが、最近は縦型の「スティック型」の存在感が高まっている。中でも充電式のコードレス掃除機が牽引し、スティック型は掃除機全体の43%を占める。

 人気の理由は、充電式で使い勝手がいいうえ、吸引力が高まり、メイン機として使える機種が増えたためだ。

 英ダイソン製がヒットしたことで、東芝ライフスタイルや日立アプライアンス、三菱電機などが開発を強化。充電せずに運転できる時間を延ばし、デザイン性も高めた。キャニスター型より高価なため、「採算が合う」(電機大手関係者)という。

 29年の掃除機全体の平均単価は2万2400円と横ばい。キャニスター型、ハンディー型、ロボット型はいずれも下落したが、スティック型が補った。