シャープ、8Kテレビ搭載キャラバン 迫力ある映像、全国巡回PR

8Kテレビを搭載したシャープのキャラバンカー=16日、大阪府八尾市
8Kテレビを搭載したシャープのキャラバンカー=16日、大阪府八尾市【拡大】

 シャープは16日、12月から超高精細な「8K」「4K」放送が始まるのを前に、自社の液晶テレビ「アクオス」で臨場感のある画質を体感できるキャラバンカー(移動式展示車)を17日から運行すると発表した。全国の販売店やイベント会場を回り映像美をアピールする。8K放送のチューナーを内蔵した世界初の液晶テレビも17日発売し、市場の盛り上げを図る。

 ワゴン車に80型の8Kテレビを搭載し、ソファに座って視聴できる。来年3月末まで家電量販店の少ない地方を中心に回り、約1000世帯を目標に体験してもらう計画だ。

 運行開始を前に大阪市で記者会見した加藤直樹事業本部長は「放送開始を需要拡大のチャンスと捉え、販売を拡大させていく」と強調。来年3月末までに約1万台の8Kチューナー内蔵アクオスの販売を目指す。

 シャープは人工知能(AI)を搭載した最新の冷蔵庫やエアコンなどを紹介するキャラバントラックも9日から運行しており、消費者へのアピールを強めている。