味の素 アミノ酸由来の洗浄剤増産

 味の素は16日、シャンプーやボディーソープなどに使われるアミノ酸由来の洗浄剤を増産すると発表した。石油系洗浄剤よりも、生分解性が高いなど環境負荷が小さく、肌に優しいことから販売が伸びていることに対応する。アミノ酸系洗浄剤では液体、パウダー、微細な薄片状のフレークの3形態を手がけており、川崎事業所(川崎市)と東海事業所(三重県四日市市)で製造している。今回の増強は東海事業所が対象。約4億3000万円を投じ、フレーク用の製造設備を新設し、12月に稼働させる。増強で同社のフレークの生産能力は7割増となる。