経済同友会代表幹事、後任にSOMPOホールディングス社長の桜田氏

経済同友会の次期代表幹事に内定し、小林喜光代表幹事(左)と握手するSOMPOホールディングスの桜田謙悟社長
経済同友会の次期代表幹事に内定し、小林喜光代表幹事(左)と握手するSOMPOホールディングスの桜田謙悟社長【拡大】

 経済同友会は16日、来年4月で2期4年の任期が満了する小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)の後任に、損害保険大手SOMPOホールディングス社長の桜田謙悟氏を内定したと発表した。損保業界の出身者が代表幹事になるのは初めて。来年4月の総会を経て就任する。

 桜田氏は2017年に同友会副代表幹事に就任し、人材と生産性革新に関する委員会や政策審議会の委員長を担当。成長戦略を議論する政府の未来投資会議の民間議員も務めている。

 内定が了承された同日の幹事会後、桜田氏は記者団に、「政策についても、自由に客観的な立場で発言する。言いっ放しにしないことを実行していく組織にしたい」などと語った。

【プロフィル】桜田謙悟氏

 さくらだ・けんご 1978年早大商卒。安田火災海上保険(現損害保険ジャパン日本興亜)入社。常務などを経て、2012年4月NKSJホールディングス(現SOMPOホールディングス)社長。62歳。東京都出身。