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RIZAP、「負ののれん」依存から転換迫られる

 フィットネスクラブ運営のRIZAP(ライザップ)グループは、M&A(企業の合併・買収)で規模を拡大してきた。買収は10年以上の経験を持ち、本業のもうけを示す営業利益に「負ののれん」を組み込む手法で収益を膨らませてきたが、そのビジネスモデルは大きな転換を余儀なくされる。(平尾孝)

 昨年買収した約10社などで経営再建が遅れた。この結果、単に負ののれんを得るためだけの買収となり、本来の目的からは逸脱した。

 買収凍結を打ち出したのは、プロ経営者とされ、カルビー会長から今年6月にRIZAPグループに加わり、構造改革担当となった松本晃代表取締役だ。19日の瀬戸健(たけし)社長のインタビューに同席した松本氏はこれまでの買収について、「瀬戸社長のビジョンに合わない会社もある」と苦言を呈した。

 RIZAPグループは当面、買収を凍結し、これまでに買収した企業の業績改善や事業売却などを進め、収益力を高めることに専念する。

 既に、買収企業を(1)強化する会社(2)再建する会社(3)切り離す会社-の3つに分類する作業に入っているが、判断基準を明確にすることが、投資家を含めたステークホルダー(利害関係者)の信任につながる。

 瀬戸氏は、減量ジムのように「自己変革を進める顧客を支え、実現をサポートすることがRIZAPのビジョンだ」と強調した。

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