コンビニ売上、たばこ駆け込み需要影響 10月、既存店5カ月ぶり減

 日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した10月の全国コンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで前年同月比1.5%減の8193億円で、5カ月ぶりのマイナスとなった。10月1日の増税に伴い、たばこが値上げとなったことで、販売が落ち込み、全体を押し下げた。

 10月は昨年に比べると降雨量も少なく、天候要因はプラスとなっている。

 このため、来店客数は既存店ベースで0.5%増となり、気温も高く推移したことで、ソフトドリンクやアイスクリームの販売も好調だった。また、弁当、総菜などの中食需要も堅調に推移した。

 一方、たばこは9月に駆け込み需要が起きた反動で、10月の販売は振るわず、非食品が3.9%減と落ち込んだ。この影響で既存店の客単価も2%減となった。