社内公募企画で作業服を刷新 ミルボン、ブランディング強化

快適で機能性にも優れたミルボンの新しい作業服
快適で機能性にも優れたミルボンの新しい作業服【拡大】

 美容室向けヘア化粧品最大手のミルボン(東京都中央区)は、工場で勤務する従業員の作業服を刷新した。社内公募企画での提案が実現したもので、快適さを高めるとともに、モチベーションの向上に役立てる。ブランディング強化にも活用し、人材採用や定着にも結びつけたい考えだ。

 新しい作業服は、黒と青を基調とした汚れが目立ちにくい色で、細身ですっきりしたシルエットのデザイン。ストレッチ素材生地を使用し、動きやすさを確保した。スマートフォンも入るポケット、ペン差しなど細部にこだわって機能性を追求している。

 企業ブランディング実施のため社員から企画を公募したところ、美容と健康を維持するための月1回の「ケア休暇」のほか、工場の作業服刷新が提案された。ヘア化粧品メーカーとして洗練された製品を生み出すため、着る喜びや社員としての誇りを持てるようにした。

 実際に工場で働く従業員にアンケートを実施したところ、「ダラっとしないデザイン」「ストレッチ素材にしてほしい」「ポケットの位置や数を工夫してほしい」といった意見が寄せられた。

 作業服刷新プロジェクトには、同社製品のパッケージデザインを監修している京都市立芸術大学がデザインを担当したほか、繊維産業に精通する宮浦晋哉さんが製作を受け持ち、産学連携で取り組んだ。

 出来上がった作業着については「細身のデザインでかっこいい」「伸縮性があって着やすい」といった従業員の感想が寄せられている。上下セット1着あたり約1万円で、初回は450着を生産した。

 12月から三重県伊賀市の工場で採用する。夏服の製作も進行しており、通気性に優れた生地の使用など季節性を踏まえたデザインを導入する。

 同社では「従業員のモチベーション向上につながるとともに、ここで働きたいというきっかけにしてほしい」としている。