日産・ルノー・三菱自、ゆらぐ力関係 「扇の要」失脚で3社連合に暗雲 (2/2ページ)

カルロス・ゴーン容疑者
カルロス・ゴーン容疑者【拡大】

 22年までに12車種のEVを投入することを目指し、新たなEV向けモーターやバッテリーを投入し、3社で共有するといった次世代車戦略にも大きな影を落とす可能性は高い。

 力関係揺らぎ始める

 ルノーと日産は株式を持ち合い、企業規模や収益力で上回る日産が資本関係ではルノーの下に置かれる“ねじれ”の状態にあり、資本関係の見直しの行方も焦点となっている。

 ゴーン失脚で力関係が揺らぎ始めた3社連合。その指導体制を再構築し、次世代車市場でも販売台数を上積みしていけるのか。

 大手自動車メーカーの経営コンサルティングを受け持つドリームインキュベータ(東京都千代田区)の竹内孝明執行役員は「仮にルノーからの縛りがゆるくなり、日産の経営の自由度が高まれば、EVなどの次世代車や新ビジネスの開発が一気に動き出すとの見方もできる」と指摘している。(臼井慎太郎)