英会話の発音、AIが点数化 イーオンとKDDI総研、システム共同開発

英会話の発音をAIが100点満点で評価するシステム。TOEIC上級者でも厳しく判定される=22日、東京都新宿区
英会話の発音をAIが100点満点で評価するシステム。TOEIC上級者でも厳しく判定される=22日、東京都新宿区【拡大】

 英会話教室運営大手のイーオンとKDDI総合研究所は22日、英会話の発音を人工知能(AI)が自動で点数化するシステムを共同開発したと発表した。英会話教室の生徒が自宅学習で活用するが、将来の一般への開放も視野に入れる。スマートフォンやタブレット端末などでも利用できるようにする計画で、今年1月、イーオンの運営会社を傘下に収めたKDDIは相乗効果を狙う。

 点数化システムでは、パソコンのオンライン教材で自宅学習する際、教材の内容に従ってマイクに向かい発音すると、AIが単語の発音の正しさやリズム、会話の流暢(りゅうちょう)さなどを判定する。生徒250人分の発話データとイーオンの外国人教師の評価を基にAIが機械学習しながら、発音を100点満点で点数化する。

 来年1月から英会話教室の生徒向けに無料でサービスを開始する。順次対応する教材を増やすとともに、スマホやタブレット端末向けにもサービスを広げる予定。時期は未定だが、英会話教室の生徒以外でも利用できるようにシステムを開放することも計画している。

 KDDIは国内の携帯電話事業が頭打ちになっており、事業を多角化し、サービスを拡充して収益を確保する戦略を進めており、イーオンは教育事業の一翼を担う。

 イーオンの三宅義和社長は「まだ十分なシナジーを出せているとはいえない」とした上で、「イーオンだけでは10年かかることをKDDIの技術で2年でできた。これから幅広い顧客を獲得していくことでグループで貢献していく」と述べた。