【現場の風】ソニー、得意の技術で“没入感”へ誘う 高木一郎専務に聞いたテレビ事業の戦略 (1/2ページ)


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 □ソニー専務・高木一郎さん(59)

 --テレビ事業の課題、目標は

 「プレミアムマーケットで戦える状態を維持していく。以前より競争相手は減ったが、競争が激しく、(高精細な)4Kテレビもコモディティー(汎用品)化している。どうやって売り上げていくかが課題だ。大型化を1つのチャンスと捉えている。新しいデバイス、有機EL(エレクトロルミネッセンス)で広げたい」

 --市場動向をどうみている

 「中国メーカーがパネルの量産に乗り出し、65型、70型がどんどん造れるようになる。その影響を受けて、テレビが多少過剰になる可能性がある。数量シェアで6~7%、金額で10%のシェアを維持していく。(中国勢などと)一緒に価格を下げては利益率が落ちるので、新しい技術や戦略を入れて、単価を維持する。中国のスマートフォン大手の小米(シャオミ)はテレビを大きなスマホとも位置付けて、『スマホのアプリを家庭で』という戦略を立ててやっている。アプリの受像機としてテレビを持ち込んでいるわけだ。当社も(さまざまな工夫を)やっていかないといけない」

 --ソニーの戦略は

 「(超高精細の)8Kというよりも、お客さまにいい映像をお届けしたい。テレビは年々、画面サイズが大きくなっているがこの成長は止まっていない。われわれとしてはディスプレーデバイスの違いによらず、得意の映像技術、音の技術を商品力として世の中に問いたい。液晶であればワンサイズ大きなものを主力に変えていく」

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