マツダは27日、米ロサンゼルスで自動車ショーに先立ち、デザインを刷新して燃費を向上させた新型の「マツダ3」を世界初公開した。2003年の発売以来、3度目の全面改良。セダンとハッチバックがあり、北米で来年初めに発売し、世界で順次販売する。
新型は日本の美意識を表現し、力強い生命感をイメージした流線形のデザインが特徴。ディーゼルエンジンの技術を活用して燃費を従来よりも最大3割高めた新型のガソリンエンジン「スカイアクティブX」を初めて搭載する。
マツダ3は昨年度44万2千台を販売した主力級の世界戦略車で、日本では「アクセラ」という車名で販売してきた。新型の日本名は今後発表する。山口県防府工場で9月に生産を始めた。価格は公表していない。スポーツタイプ多目的車(SUV)の人気に押されてセダン市場が縮小する中、世界で年35万台の販売を目指す。(共同)