航空各社、関空発着欧米線を来春強化 訪日客やビジネス需要取り込み

関西空港発着で来年春に強化される航空便
関西空港発着で来年春に強化される航空便【拡大】

 関西空港で来春、欧米と結ぶ長距離路線の開設や機材変更などの動きが相次ぐ。来年のラグビーワールドカップ(W杯)などの大型イベントを控えて訪日外国人旅行者の一層の増加が見込まれ、日本からのビジネス需要も堅調に推移。9月の台風21号で浸水被害を受けた関空は、利用客拡大に期待が高まりそうだ。

 米デルタ航空は来年4月2日、米西部シアトルと結ぶ直行便を約5年5カ月ぶりに再開する。1日1往復し、ハブ(拠点)空港のシアトルで乗り継ぐことで「全米を網羅する広範なデルタのネットワークを利用できる」(森本大・日本支社長)のが売りだ。

 日本航空は米西部ロサンゼルス線の機材を来年3月31日から、ボーイングの中型機787-8型を胴体がより長い787-9型へ切り替える。ビジネスクラスの座席は就寝時にベッドのように平らになり、プレミアムエコノミーを新設することで競争力を高める。

 エア・カナダは、カナダ西部バンクーバーと結ぶ路線を来年6月2日~10月25日に最大で週5往復運航。今年は傘下企業がレジャー路線向けの機材で5~10月に運航してきたが、来年はビジネスクラスを設けた787-8型を使い、出張利用者の獲得強化を狙う。

 欧州と結ぶ路線では、英ブリティッシュ・エアウェイズがロンドンと結ぶ路線を来年4月1日に就航。週4往復する。

 フィンランド航空は現在1日1往復しているヘルシンキ線について、来年3月末から10月下旬の夏ダイヤで週10往復へ増便する。(共同)