JR東、ベンチャーと連携加速 次世代のニーズに対応したサービス提供へ

「STARTUP_STATION」では、商品事前注文サービスなどを体感できる=3日、JR大宮駅
「STARTUP_STATION」では、商品事前注文サービスなどを体感できる=3日、JR大宮駅【拡大】

 JR東日本は3日、ベンチャー企業との連携を加速すると発表した。人工知能(AI)を活用して新幹線の混雑を予測するシステムなど、18社が提案したプランの実証実験を、2018年度中に主要駅などで実施。「次世代のニーズに対応したサービスを提供していく」(表輝幸執行役員)計画だ。

 同社は昨年、ベンチャーを対象とした顕彰制度「JR東日本スタートアッププログラム」を設立。11社のプランが実証実験に採択され、その中から手荷物の預かりサービスが事業化されたほか、他の案件についても実用化に向けた取り組みが行われている。

 2年目の18年度は182社が応募。この中から前年度実績を大きく上回る18社のプランが選ばれ、実証実験を経て実用化を目指す。

 AIを活用した混雑予測は、メトロエンジン(東京都港区)の技術。JR東日本グループが保有するデータなどを独自のアルゴリズムで分析する。東京五輪には多くの外国人観光客が訪れるため、「技術の実用化によって、より円滑な案内を行えるようにする」(表執行役員)考えだ。

 Showcase Gig(ショーケースギグ、同)との実験では、スマートフォンアプリなどによる商品事前注文サービスを活用。キャッシュレスな商品受け取りと、店舗の省人化を目指す。

 JR東日本はこれらをはじめとした6つの技術を体験できる「STARTUP_STATION」と題したイベントを、9日までの間、JR大宮駅西口(さいたま市大宮区)で開催する。