【トラノコのかんたんマネー講座】キャッシュレス決済戦争(3)

 「100億円あげちゃうキャンペーン」と題して、“PayPay(ペイペイ)”というスマートフォン決済サービスが始まり、話題となっています。ネットで完結するのではなく、家電量販店、飲食店や一部コンビニを含む小売店で利用できることが特徴です。支払額の20%がPayPayボーナスとして還元されることに加え、40回に1回の確率で10万円を上限に全額還元されるキャンペーンと相まって、一部小売店では長蛇の列ができています。

 このPayPay決済でも活用されているのが、中国でキャッシュレス化の大きな原動力になったQRコード決済です。QRコードは、日本の自動車部品・電気機器メーカーのデンソーグループが開発したもので、本来は物流管理などを目的として開発されたものが、決済情報のやり取り手段として活用されています。特許などライセンス料の対象外となっていることもQRコードが広がった理由です。

 中国が先行し、インバウンド需要対応として動き出したキャッシュレス決済が、QRコードが生み出された日本でも広がるか、大きな注目が集まっています。(トラノテック取締役 藤井亮助)