郵政、アフラックに3千億円出資へ グループ化で収益拡大

 日本郵政が米保険大手のアフラック・インコーポレーテッドに約3千億円出資する方針を固めたことが13日、分かった。7~8%の株式を取得し、将来的にグループ会社にする。早ければ平成31年に取得手続きを終える見通しだ。海外の保険大手と手を組み国内外での収益拡大を目指す。

 日本郵政は32年度までの3年間の中期経営計画で、数千億円規模のM&A(企業の合併・買収)を掲げている。現在グループの収益を支える傘下のゆうちょ銀行と、かんぽ生命保険の株式は将来的に売却することが法律で決まっており、新たな収益源の確保が急務だった。

 日本郵政とアフラックの日本子会社は既に提携関係にあり、郵便局でのがん保険販売を行っている。今後は新商品の共同開発なども進め、収益の多角化を図る方針だ。