ブリヂストン社長に江藤氏 津谷CEOは続投


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 ブリヂストンは13日、江藤彰洋執行役副社長(58)を代表執行役最高執行責任者(COO)兼社長に昇格させる人事を発表した。来年1月1日付。津谷正明代表執行役最高経営責任者(CEO)兼会長(66)は現職にとどまる。

 欧州や中国といった海外事業の拡大に向け、社長職の復活など経営体制を刷新する。西海和久代表執行役COO(68)は代表権のない取締役となる。

 江藤氏は東京都内で記者会見し「グローバル化を永遠の課題と認識している。一層強化したい」と抱負を述べた。海外で保守点検などのサービスを組み合わせ、タイヤの販売増を目指す考えだ。

 ブリヂストンは2012年、社長職の代わりにCEOとCOOの二つの役職を設けた。会見に同席した津谷氏は社長職復活に関し「日本では分かりやすい」と説明した。

【プロフィル】江藤彰洋氏

 えとう・あきひろ 東大卒。1986年ブリヂストン。専務執行役員などを経て、2016年3月から執行役副社長。大分県出身。