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VRで接客マナー学ぶ教材 そごう・西武が法人向けに販売

 そごう・西武は13日、仮想現実(VR=バーチャル・リアリティー)技術を使って百貨店レベルの接客マナーを学べる教材を開発し、法人向けに販売を始めたと発表した。臨場感ある映像が特長。接客のプロである百貨店のマニュアルを活用し、企業の受付対応の改善などにつなげてもらう狙い。

 ゴーグル型端末「ヘッドマウントディスプレー」をかぶると、企業を訪問した客の立場で接客を体験できる。まず接客マナーが悪い場合を体験し、その後に百貨店流の正しい接客を解説することで、接客スタッフの話し方やみだしなみ、姿勢などで不十分な点を学べる内容だ。

 マナーは文章のマニュアルでは伝わりにくい面があり、百貨店として蓄積してきたノウハウをVRのコンテンツに盛り込むことで体感可能な教材としており、「他人の視線を通して追体験することで課題に気づきやすくなる」(そごう・西武広報)という。

 そごう・西武は今後、希望企業との間で協議を重ね、その企業の要望に合致した映像を制作、機器類と併せて販売する。

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