富裕層狙い豪華観光バスお目見え 阪急交通

阪急交通社が新たに導入する豪華バス「クリスタルクルーザー菫」のイメージ(同社提供)
阪急交通社が新たに導入する豪華バス「クリスタルクルーザー菫」のイメージ(同社提供)【拡大】

  • 車内イメージ。窓をさえぎる頭上の棚をなくすことで車窓からの眺めが広がる造りにし、座席は牛本革や温かみのある布を合わせたシートを採用(阪急交通社提供)

 阪急交通社は17日、豪華観光バス「クリスタルクルーザー菫(すみれ)」を来年4月に2台導入すると発表した。座席数を通常の45席程度から18席まで減らしてゆとりの空間を演出。日本一周ツアーも商品化し、60代以上の女性を中心に富裕層を取り込む狙いだ。

 新バスは背もたれを大きく倒せるリクライニングシートや、女性のニーズが大きい化粧台付きトイレなどを備える。

 車体はJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」などを手がけた「KEN OKUYAMA DESIGN」がデザインした。

 新バスによる12日間の日本一周ツアー(98万円)は4月に投入。東・西日本発着の計16回分を用意し、1月から予約を受け付ける。