次世代の空調技術を共同研究 ダイキン、東大と連携協定

産学連携協定を結び、握手する東大の五神真学長(左)とダイキンの井上礼之会長=17日、東京都文京区
産学連携協定を結び、握手する東大の五神真学長(左)とダイキンの井上礼之会長=17日、東京都文京区【拡大】

 ダイキン工業は17日、東京大学と包括的な産学連携協定を結んだと発表した。双方の研究者の交流を深め、空調分野の次世代技術などに関する共同研究を始める。ダイキンは今後10年で約100億円の資金を拠出する。

 東大の研究陣の専門知見を生かし、エアコンの運転効率を向上させる技術や、人工知能(AI)を用いた機器の故障予知技術などを研究する。同日都内で開催した記者会見で、ダイキンの井上礼之会長は「自前主義からの脱却を通じて、デジタル革命に対応していきたい」と話した。研究者に企業での兼務を認める「クロスアポイントメント制度」を活用して、人材交流も推進。東大の教授や研究者をダイキン社内に積極的に招き入れる。ダイキンの若手技術者を東大の研究室に派遣したりもする。

 ダイキンは、東大の研究者や学生らが設立したベンチャー企業との協業にも力を入れる。東大の五神真学長は「起業を志す若者が増えており、彼らの背中を押していきたい」と述べた。