米首都の司法長官、フェイスブックを提訴 個人情報の大規模漏洩関連

フェイスブックの情報を不正入手したとされる英情報会社ケンブリッジ・アナリティカ社のオフィス=5月、米ワシントン(ロイター)
フェイスブックの情報を不正入手したとされる英情報会社ケンブリッジ・アナリティカ社のオフィス=5月、米ワシントン(ロイター)【拡大】

 【ワシントン=塩原永久】米首都ワシントンの司法長官は19日、米交流サイト大手フェイスブック(FB)の利用者情報が英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカに不正利用された問題で、FBを提訴したことを明らかにした。FBによる個人情報保護に不備があったとしており、FBに巨額の制裁金が科される可能性がある。

 FBをめぐっては今春、ケンブリッジ社がFBの最大8700万人の利用者データを不正利用したとされる問題が判明。ラシーン司法長官の声明によると、FBが「利用者のプライバシー保護に失敗した」とし、提訴で同社の責任を追及するとしている。

 ラシーン氏は、利用者データへの外部企業などからのアクセスについて、FBの説明に不備があったと問題視。ロイター通信によると、ラシーン氏は「(FBに問題への)対応を急がせるため」にも提訴に至ったと説明している。

 ロイターは、提訴が対象とするワシントン居住者情報のすべての不正利用が認められた場合、制裁金が17億ドル(約1900億円)に迫る可能性があると報じている。

 ケンブリッジ社の問題では、計37州の司法長官がFBに対して情報開示などを要求する書簡を送付。ワシントンでの提訴は、米国内の主要な司法当局では初めてとみられる。