SB上場、投資家の厳しい視線 サウジ、ファーウェイ…多くの課題 (1/2ページ)

東証1部に上場し、セレモニーで鐘を鳴らすソフトバンクの宮内謙社長=19日午前、日本橋兜町の東京証券取引所
東証1部に上場し、セレモニーで鐘を鳴らすソフトバンクの宮内謙社長=19日午前、日本橋兜町の東京証券取引所【拡大】

 携帯電話大手ソフトバンクは上場で独立性を高め、海外の関連企業のサービスを国内展開するなど通信にとどまらない多角化を目指す。一方、親会社のソフトバンクグループ(SBG)は、上場で調達した資金を有利子負債の返済や追加投資に充てる考えで、ソフトバンクとは完全に区別して事業展開し、投資会社として孫正義会長兼社長が牽引(けんいん)する。

 ただ、SBGには、記者殺害事件などで欧米から批判が強いサウジアラビアとの関係が懸念される。ソフトバンクには、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の機器取り扱いといったリスクがある。ソフトバンクの宮内謙社長は「逆風に強い」と胸を張ったが、厳しい視線が投資家から注がれそうだ。

 19日の記者会見では、6日の大規模通信障害への対応や、政府が事実上の排除方針を示している中国製通信機器の取り扱いなど、携帯電話事業の信頼性に質問が集中した。

 技術担当の宮川潤一副社長によれば、現在の第4世代(4G)移動通信方式では、中国メーカーの基地局は投資金額ベースで全体の1割程度で、中国製機器を排除したとしても「大きなダメージはない」という。華為の基地局については「ものすごく技術力が良くて価格も安いので今後も使いたいのはやまやまだ。ただ、政府の方針には沿いたい」と述べ、華為機器の排除を示唆した。

続きを読む