ダイバーシティ浸透へ情報交換 マルハン、全国9会場でフォーラム

 マルハン(京都市上京区)は14日、「ダイバーシティフォーラム&働き方改革中間報告会」を開催した旨、発表した。イベントは11月1~30日に全国9会場で実施。働き方改革取り組み店舗の代表者および店長以上の役職者総勢796人が参加した。

 今年で3回目を迎える「ダイバーシティフォーラム」は、ダイバーシティの全社浸透を目的として開催。毎年テーマを設定して、従業員一人一人がダイバーシティを考える場としている。

 今回のテーマは「ダイバーシティ&インクルージョンへ」で、(1)マルハンのダイバーシティの取り組みを知る(2)アンコンシャス・バイアスとは?(3)LGBTの基礎知識(4)障がい者雇用の基礎知識について理解を深めた。これらの学びを通して、同社は多様性を受け入れ、生かすことでシナジーが生まれる状態を目指したいと考えている。

 フォーラム参加者からは、「アンコンシャス・バイアスを学び、無意識の偏見にはこんなにも個人差があると知った」「意識しすぎると何も話せなくなってしまうが、根底にある信頼関係が大切だと再認識した」などの意見が聞かれた。

 また、働き方改革中間報告会では、第1部で働き方改革に取り組む店舗が中間報告を実施。第2部で来年以降のさらなる横展開を視野に、働き方改革取り組み店舗とダイバーシティフォーラム参加者による情報交換会を行った。

 なお、発表された取り組みは「当たり前のように行っている業務から、やめてみようリストを作成。形骸化している業務や効率面を意識し、仕事の整理整頓を行った」など。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)