通販・訪問販売の倒産が過去最多の勢い 「多品種」が曲がり角、事業者格差も (3/4ページ)

ケフィア事業振興会の本社ビル(真ん中の白い建物)
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  • 通信販売・訪問販売小売業の倒産の年次推移

 しかし、29年11月ごろから会員へ配当や元本の支払いが遅れ、会員とトラブルになっていた。

(2)ちゃいるどふっど(和歌山県、ベビー用品販売ほか、負債総額3億7000万円、破産)

 ベビー用品や幼児向け玩具、飲料水やサニタリー用品などの通信販売会社。しかし、競合などでベビー用品の販売が伸び悩み、債務超過の状態にあった。先行きの見通しも立たない事から平成29年11月30日で事業を停止していた。

(3)マップショップ(北海道、地図インターネット販売、負債総額3億円、破産)

 日本唯一の地図専門のインターネットショップとして、地図情報システム(GIS)も手がけ、平成17年9月期の売上高は約2700万円を計上していた。しかし、売上不振が続き、その後、19年5月に他社に事業譲渡して休眠状態になっていた。

(4)イマジン(愛知県、ブランド商品等販売、負債総額1億2000万円、破産)

 インターネット利用のブランド商品販売「ブランドショップアバンティ」を開設していた。ブランド小物や財布、鞄、ジュエリーなどを販売し、ピーク時の売上高は約7億円の売上高を計上していた。しかし、同業者間の競争激化などで最近の売上高は約3億円まで落ち込み、平成29年5月末に事業活動を停止していた。

(5)エスカプロダクト(東京都、エアガン・プラモデル販売、負債総額6500万円、破産)

 エアガンやプラモデルなどのインターネット販売を中心に行ない、ピーク時の売上高は約9300万円を計上した。しかし、最近は売上減少が続き、平成29年3月期の売上高は約7000万円まで低下した。商品を海外から調達していたことで、円安による仕入コストの増大から資金繰りが悪化した。

(6)ファシーノ(岡山県、雑貨・アクセサリー他販売、負債総額5000万円、破産)

 パーティードレスや雑貨、アクセサリーなどのインターネット販売会社。大手サイトを中心に複数店舗を出店していたが、競合が厳しく、売上が伸び悩んだ。経費負担から採算面でも厳しい経営が続き、今年1月頃にはネット店舗を閉鎖していた。

秋葉原のパソコン販売店は価格競争で打撃