日産に臨時総会開催を再提案 仏ルノー

ルノー本社=フランス・パリ(恵守乾撮影)
ルノー本社=フランス・パリ(恵守乾撮影)【拡大】

 前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)が逮捕された日産自動車に対し、筆頭株主の仏自動車大手ルノーが再び、臨時株主総会の早期開催を提案したことが27日、分かった。日産は書簡で総会開催を拒否したばかり。会社法上、ルノーが強く要求すれば、総会開催に追い込まれる可能性もあるが、その場合は両社の企業連合に深刻な亀裂が入ることになりそうだ。

 ルノーは今月中旬、日産に総会の開催を要求。ゴーン容疑者らに代わり、ルノーの利益を追求する取締役を選任する狙いがあるとみられる。これに対し、日産は「ガバナンス改善特別委員会での議論を踏まえての総会開催が妥当だ」と拒否していた。

 日産の関係者は27日、「拒否する考えを伝えた後も、ルノーは臨時総会を要求してきており、状況は変わっていない」と述べた。日産には依然として、臨時総会を開催する考えはないという。

 会社法では、議決権の3%以上の株式を6カ月前から保有する株主は会社に総会招集を請求でき、実施しない場合は裁判所に申し立てることができる。