オーブンの予熱も電子レンジの解凍もスマホからタップひとつ! 時代はスマート調理家電へ (2/3ページ)

 冷蔵庫の中にある食材を管理、消費期限切れを知らせてくれたり、スマホで献立を選択すると、現在自宅にある食材と照らし合わせて購入が必要なものの買い物リストを作成してくれたりする。アメリカにおいては大手スーパーや小売店と提携しており、レシートをスキャンするだけで情報が蓄積されるので、食材の購入履歴がひとめでわかるようになっている。現時点ではウォルマート、ターゲット、セーフウェイのレシートに対応している。

 スマートスピーカーのグーグルホームとアマゾンエコーとも連携しているので、レシピの音声での案内や、現在家にある食材を告げて、それらで作れるレシピを提案してもらうことも可能だ。

 「家電製品の中心」になる冷蔵庫

 サムスン電子が「ファミリーハブ」という名称で提供している冷蔵庫は、冷蔵庫というよりもまさに家庭内のさまざまな家電製品の中心(ハブ)というべき存在の製品だ。扉に備え付けられた21.5インチのタッチスクリーンには、庫内の中身がそっくり表示されるので、ドアを開けずに食材の様子が確認できる。また冷蔵庫内の食材のリストやそれら食材で調理可能なレシピを表示するだけでなく、カレンダーを同期して家族のスケジュールをまとめて表示したり、互いにメモや写真を共有したりすることができる。テレビの映像や音楽を楽しむことも可能だ。

サムスンのファミリーハブ(公式ウェブサイトより)

サムスンのファミリーハブ(公式ウェブサイトより)

 パネルに直接触れて操作するだけでなく、サムスンの音声認識アシスタント「ビクスビー」による音声操作もできる。

食事制限などに基づく献立作成機能も