トヨタ、幹部にFA制度導入 異動希望表明 プロ人材を登用

 トヨタ自動車が2019年春から、幹部社員が人事異動の希望を表明できる「フリーエージェント(FA)制度」を導入することが27日、分かった。高い専門性を持つ幹部が能力を発揮しやすい部署で活躍できる環境を整備。自動運転など先進技術をめぐる開発競争が激化する中、プロ人材の登用を進める。

 制度を利用できるのは常務役員や常務理事、管理職の基幹職1級と2級を統合して19年1月に新設する「幹部職」ら計9800人。異動先は自動運転や人工知能(AI)、ライドシェア(相乗り)などの先進分野を中心に検討している。

 従来、上司との面談などで異動希望を伝えることはできたが、社内調整に時間がかかり、実現しないケースも多かった。今後は社員が持つ能力や部署が必要とする要件をより明確にして、異動を迅速化する。

 各部署が人材を募る社内公募の対象者も従来の50歳以上から30~40代まで広げ、若手にも活躍の機会を増やす。19年中に社内でのステップアップを助言するキャリアアドバイザーを幹部職から選んで設置する。