【木下隆之のクルマ三昧】高速道で50km/h規制? 不可解な日本の速度制限 (2/3ページ)

 警察官に示された速度は「104km/h」だったという。4km/hオーバーだから、厳密にいえば違反は違反ではあるものの、現実的には飛ばしているという意識はなく、追越車線の流れに身を任せていた。だが、実際は24km/hオーバーでアウトなのだ。

 ついに50km/h表示に

 その後、意気消沈で運転を続けたマネージャーはどうも納得がいかない様子。というのも、その先の区間で、電光掲示板がさらに50km/h表示になったのだ。

 「この東名高速の直線で50km/h以下で走ったら、むしろ危険ですよね」

 交通の流れは高速道路の穏やかなそれである。空は気持ちよく晴れていた。その先に停止車両や工事や、あるいは車線規制があるのかと身構えていたのに、なにも障害はなかった。たしかに不可解な速度規制の急変である。50km/h以下で走行するような無謀なドライバーは一人もいなかった。

※画像はイメージです(Getty Images)

※画像はイメージです(Getty Images)

 たしかにマネージャー氏の言わんとするところも理解できる。だが、交通の流れと不可解な規制は、日本の道ではけして珍しくはない。

 北海道の、見渡す限り牧草地帯を貫く一本の国道の法定速度が60km/hだ。片側2車線はそう規定されている。少なくとも、一方通行であり、飛び出しもなく、逆走もないはずの高速道路で50km/h規制になるのは意味不明である。結局最後まで「?」だった。

ドイツなどは速度違反に厳格だけど…