大阪取引所で大納会  デリバティブ5年ぶり過去最高 

大阪取引所での大納会式典で関係者によって万歳三唱が行われた=28日午後3時41分、大阪市中央区北浜(薩摩嘉克撮影)
大阪取引所での大納会式典で関係者によって万歳三唱が行われた=28日午後3時41分、大阪市中央区北浜(薩摩嘉克撮影)【拡大】

 大阪取引所は28日、今年最後の取引となる大納会を開いた。式典には証券関係者ら170人が集まり、万歳三唱で1年を締めくくった。大阪取引所で扱う平成30年のデリバティブ取引は、米中貿易摩擦など米国市場の大きな変化を受け、取扱高は3億8千万単位を超え、5年ぶりに過去最高を更新した。

 国内株式市場は日経平均株価がバブル期以来、一時26年ぶりに2万4千円台を回復したものの、年末にかけては世界経済の減速懸念や米国トランプ政権内の混乱で大きく調整するなど、慌ただしい相場展開となった。山道(やまじ)裕己(ひろみ)社長は「米中経済摩擦や中東情勢の複雑化、英国のEU離脱決定後の迷走など、リスクへの対応が求められた1年だった」と振り返った。

 また、大阪取引所は同日、平成30年のデリバティブ取引高の合計が前年比20・5%増の3億8834万2871単位と発表した。世界経済の不透明感を受け、リスク回避を目的とする取引が活発だった。