【2019 成長への展望】コマツ社長・大橋徹二さん(64) (1/2ページ)


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 ■スマコンに手応え 海外人材育成急務

 --昨年を振り返って

 「日本と中東を除けば需要が伸び、大変良かった1年だった。日本は残念ながら、2017年秋の新排ガス規制導入に伴う駆け込み需要の反動減があった。19年度は、反動減がそろそろ終わりを迎えるのではないか。18年度が最終年度となる3カ年中期経営計画の進捗(しんちょく)も予想通り。今は4月に始まる次期中計の検討をしているところだ」

 --米中貿易摩擦の影響は

 「鉄とアルミニウムの輸入制限については、(鋼材価格上昇によるコスト増などで)当社に年40億~50億円の影響があると言っていたが、それは変わっていない。(リスク回避のため生産拠点を移すといった)経営資源の配分変更もあまりしていない。直近の地域別売上高で、米国の比率が上がって中国は下がったが、それは中国以上に北米が好調だから。全体の売上高に占める中国の比率は7%ぐらい。なぜ中国関連銘柄といわれるのか分からない」

 --中国経済の減速が懸念されている

 「昨年11月に上海で開催された建設機械の展示会を訪れたが、大変なにぎわいだった。現地の社員も前回、前々回より盛り上がっているといっていた。当社が提供している建機の遠隔監視システム『コムトラックス』のデータをみても、12月の稼働時間はむしろ増えている。12月の中央経済工作会議で出された方向性を受ける形で春節(2月5日)明けの商談も決まるだろう」

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