万博視野に近未来の地下鉄 大阪メトロ、15駅を大刷新へ

リニューアルする新大阪駅のイメージ
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 大阪メトロは、大阪開催が決まった2025年国際博覧会(万博)を視野に、大阪の大動脈となっている地下鉄の御堂筋線と中央線で計15駅を24年度までに大刷新する。「近未来の大阪」をコンセプトに円盤形の展望台を設置する新大阪駅など、生まれ変わる各駅は地域の特色に応じた個性的なデザインとする計画だ。

 さらに、万博会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)までの延伸計画がある中央線には、新型車両30編成(180両)を投入する。車内にタッチパネルを設け、乗り換え情報などを提供する「人工知能(AI)コンシェルジュ」の導入を検討している。

 だが駅刷新のデザイン案には「派手すぎる」「今の駅の雰囲気を壊さないでほしい」と批判も噴出。社会学者の岸政彦・立命館大教授らがインターネットで反対の署名活動を呼び掛け、2万筆近くが集まった。大阪メトロ広報課は「リニューアル自体への反対とは受け止めていないが、意見を参考にして取り組みたい」としている。

 河井英明社長は「活力ある大阪をつくる。わくわく感を高めたい」と表明。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致計画がある夢洲は「新たな国際観光拠点」になるとし、駅刷新と新型車両投入に計595億円を投じて集客アップの起爆剤にしたい考えだ。