セブンATMで口座開設 秋にも、顔認証を搭載

 セブン銀行が今年秋にも、顔認証機能を備えた新型のATM(現金自動預払機)を導入することが7日、分かった。銀行口座を開設する際、運転免許証のコピーなどを銀行に郵送しなくても、本人確認に必要な手続きをATMで簡単に済ませられるのが特徴だ。

 新型ATMは高精度のカメラやスキャナーを搭載。顔写真入りの身分証をスキャナーで読み取り、ATMのカメラの前に立って顔を撮影すれば、本人確認作業が数秒で終わるという。セブン銀だけでなく、他のインターネット銀行や地方銀行の口座開設手続きの代行も検討している。

 セブン銀は現在、全国のコンビニや公共施設に2万4千台以上のATMを展開している。新型ATMへの切り替えを順次進め、平成32年夏には大都市圏を中心に数千台の設置を終える計画だ。