三菱地所、コンパクトオフィス参入 都心部中心に5年で30棟開発目標

「CIRCLES」内部の完成イメージ画像。車座を連想させる空間も積極的に導入する
「CIRCLES」内部の完成イメージ画像。車座を連想させる空間も積極的に導入する【拡大】

 三菱地所は7日、コンパクトオフィスビル事業に参入すると発表した。シェアオフィスが手狭になったベンチャー企業などを対象として「CIRCLES(サークルズ)」というブランド名で展開。東京都心部を中心に、今後5年間で30棟の開発を目指す。

 敷地面積が330平方メートル前後の土地に、1フロア当たりの面積が100~330平方メートルのビルを開発。第1弾として銀座など3カ所で事業に着手する。

 「サークル」は人が集まる車座などを意味するため、その趣旨にのっとった施設を導入する。その一つがインナーバルコニー。屋内にありながら屋外の環境を感じることができるバルコニーを設置し、休憩スペースとして利用できるようにする。屋上テラスにはシェアキッチンを併設するほか、カフェラウンジなど街とオフィスビルをつなぐ空間も併設する。

 また、即入居が可能な家具付きフロアや独自の内装に仕上げられる家具なしフロアなど、階ごとに異なる空間を提供する。

 都内では大規模オフィスビルの開発が進む一方、有力ベンチャーや大企業のグループ会社をターゲットにしたコンパクトオフィスビルの競争も激化している。野村不動産は都心部30数カ所でPMOシリーズを展開。新日鉄興和不動産はBIZCOREシリーズ、サンケイビルはS-GATEシリーズをそれぞれ供給し、事業をさらに拡大する方針を掲げている。