精神科・心療内科の受診患者4割が担当医に不満 説明や診察時間不十分

 精神科や心療内科を受診した患者の約40%は、担当医に対し診察時間や説明が十分でないと不満を感じていることが、精神科医らによる大規模調査で分かった。

 調査は2015年6~8月に患者団体などを通じて郵送で実施し、有効回答は患者2683人、家族3519人。

 調査では、現在の担当医の好ましくない態度として当てはまる項目を患者に尋ねたところ、「早く診察を切り上げようとする雰囲気がある」(41%)が最も多かった。「待ち時間が長すぎて疲れる」(39%)「病名や薬について十分な説明がない」(37%)など、診察時間が短いことに起因する不満が目立った。

 また家族に対し、診察で医師に工夫してほしいこと(複数回答)を尋ねると、最も多かったのは「診察でできないことは、看護師やカウンセラーにも相談できるようにする」(51%)で、主治医に普段の状態を手紙などで伝えるよりも、他の医療職に直接応じてほしいとの意向が強かった。

 調査した「やきつべの径診療所」(静岡県焼津市)の夏苅郁子医師は「医療スタッフが適切に活躍できる場を工夫する必要がある」と指摘している。